ちょっとお茶でも、約束のお菓子

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「指輪の内側に文字が彫られていますケド、これはさっき言ってましたヨね?」 「ええ、私の名前よ。『ルディッサリリィ』って書かれてるでしょ?それよりも、見て欲しいのは赤緑の医療団の印のほうよ」 「印デスか?特に変わったところは……あっ!」 突然目を見開いて、ヒメナが短く叫んだ。 「これ、太陽と月じゃあアリマセン!」 目を白黒させて、ヒメナがリリィの指輪を注視する。 「太陽の部分が星になってマス。それに横向きの三日月もなんだか、ぶよぶよしていて……これは翼、デスか?」  
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