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ォオオォオォオオォオォ!!! 俺が告げた瞬間に生暖かい風が吹き抜け森がざわめく 「あぁ~あ……来ちゃったよ」 激しく気持ち悪さが襲ってきているので覇気が無いのは勘弁してくれ 同時に聞こえる雄叫びは敵が此方を敵と判断し威嚇の為に咆哮した事を告げている ゥプッ…… 「きみらは下がっていなさい!!全員戦闘用意!!」 何処に下がれと? ゥエッ…… 男達が武器を構える前に敵は茂みから飛び出し襲い掛かってくる 最近の獣はカルシウムが足りないらしい 準備くらいさせてやれよ ォエ…… 「ビグブルブの群だと?!」 次々と飛び出して来るのはさっきの猪より一回りか二回り程でかい奴らばかりだ 見渡す限り鼻、鼻、鼻。 鬱陶しいわっ さっきから嘔吐感が酷い!! 現状はこうだ 木木木木木木木木木木木 木木木鼻鼻鼻鼻鼻木木木 木木鼻鼻男 男鼻鼻木木 木鼻   男   鼻木 木鼻男  株  男鼻木 木鼻   俺香  鼻木 木木鼻鼻男 男鼻鼻木木 木木木鼻鼻鼻鼻鼻木木木 木木木木木木木木木木木      ? シュールだぜ… 何より一番でかい気配が俺の後ろに居るのが頂けねぇ……こいつら気付いてる感じじゃねぇし……大丈夫か? 香織? 俺の腰に抱き付いてカタカタと震えてる よっぽど恐かったんだなぁ 「落ち着け。」 気付いたら頭を撫でていたよ 無意識って怖い!!
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