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薔薇色の
頬した少女
横たわり
翡翠の眸を閉じる
踊り巡り
ときめく吐息
此処は月の真ん中
兎が跳ね回り
星は絶え間なく
降り注ぐ
その中に
ひとりの少年
碧い眸に
黒い長髪
薔薇色の頬に
kiss受けたら
綻ぶ笑顔と
甘酸っぱい心
まるでberryの味
共にワルツを
踊りましょう?
美しい刻は
瞬く間に過ぎました
兎は慌てて
告げました
“此処に居ては危ないよ
貴女は貴女でなくなるから”
でも少年と
もっと一緒に
居たかった
“もっと抱きしめられて
いつまでも踊っていたいのよ”
答えた瞬間
灯は消え
兎も消えた
“帰して!”
少女は泣き叫ぶ
暗闇に吸われる叫び
その時
私を呼ぶ声…
翡翠の眸
濡れて湖面が
揺らめくけれど
その姿だけは
逃さない
それは
夢に見た少年
けれども
金の髪を
棚引かせ
私の名前を
呼んでるの
お帰り と
一言
囁きが
耳を擽ったわ
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