小さな箱と醜い人形

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暗い‥とっても暗い小さな箱の中‥ 僕はゴミのように閉じ込められていた‥ 何故、自分が閉じ込められているのかは分からないけど‥ 『自分はイラナイから閉じ込められている』 それだけはわかった。 僕は人形だから‥ 小さな醜い人形だから‥ 捨てられているんだ‥ 僕は小さな殺意を抱き、暗く狭い箱の中にうずくまった。 信じない‥‥ ダレも信用しない‥ キライ‥‥ 皆、ダイキライだ!! 僕はそう叫び、小さな手で暗闇を振り払う。 《恐い‥‥恐い‥ 1人はイヤ‥‥ 1人にしないで‥ 此処から出してよ‥》 そんな事を心に残しながら‥‥ .
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