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思わず叫んでしまった
「もう!待ってよ!」
そう言いながら俺の腕に抱き着いて来た。
「な!」
俺はかなり驚いていた。
「最後に一つだけ…」
「なんだ?」
「そんな怖い顔しないで。男前がだいなしよ?」
普通男なら喜ぶのかもしれないが。俺はまったくそんなふうに喜べなかった。正直ちゃかされるのは苦手だった。
「用がないのなら。俺達は先へ進む。それでは」
「冗談よ!ね?王に使えていても恋人とか作れるの?」
「何を…!?」
すると突然 女は俺にキスをした
「私達が出会った記念…パトラよ?忘れないでよ?スペンサー?」
そう言いながら俺のポケットの中に何かを突っ込んだ。
「何をする!」
「じゃあね!また見掛けたら声かけてね」
そう言いながら女は俺から立ち去って行った。俺はポケットに突っ込まれたものを出した。混合岩。
そしていまにいたる。
「それにしても。なかなか綺麗な混合岩だなあ?」
そう言いながら、王は物珍しそうにジロジロと混合岩を見ていた。すると、ふと妙な光が。王はじっとその光を見つめていた。
「岩が光ってるぞ」
王はそう言ってるが俺からはまったく光っているようには見えなかった
「うわあ!」
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