714人が本棚に入れています
本棚に追加
~朝~
「亜美~!!起きないと遅刻するわよー」
「は~ぃ。」
着替えをして、顔を洗い、ご飯を食べているとチャイムが鳴った。
「お母さん出るわ。」
「うん。」
こんな朝早くに誰?
珍しい。
「亜美ー。お迎えよ?」
「私?誰?」
「格好いい男の子よ。亜美、ちゃんと紹介しなさいよー。」
「格好いい男の子?ん"~分かんないぞ?」
「待たしちゃ悪いから行きなさい。」
「は~い。」
「メガネかけて行きなさいよ。男と歩いてる何て撮られたら大変よ。」
「分かってるよ。」
私は玄関に向かった。
「行ってきま~す!!」
壁に誰か縋って立って居た。
「あのーどちら様?」
顔を見て思い出した。
「佐藤雄太!?何で此処に居るの?」
「何でって…付き合うって事忘れたのか?」
「そんな事あったっけ?」
「ハァー。昨日は置いてきぼり…今日は、忘れられ…」
「まぁ、元気だして。形だけの約束だし。」
「言っただろ?好きにさせるって。」
最初のコメントを投稿しよう!