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学校に着き、教室に向かった。
雄太とは違うクラス。
「放課後な。迎えにくるから、ちゃんと居ろよ。居なかったら…」
「分かってるよ。」
「じゃあな。」
雄太は自分の教室に向かった。
自分の席に座ると、隣の席の女の子が話しかけてきた。
「本郷さんって佐藤くんと付き合ってるの?」
「え?…微妙かな?」
「何か、仲良さそうだから。」
「そう見える?」
「うん。あのさ、友達になってくれない?私、藤堂麻琴。麻琴って呼んで?」
「うん。私は、本郷亜美。亜美って呼んで。雄太には、弱み握られて無理やり付き合ってるの」
「そうなんだ。大変だね」
「何でバレちゃったんだろ…」
「亜美の弱みって何なの?」
「いやいや…自分の弱み話さないでしょ。普通」
「だよね…。でも友達なんだから。私は力になってあげたい。」
「何か嬉しい。ありがと。此処では話せないから、明日時間ある?」
「いいよ。」
「明日の13時から用事があって、連れて行きたい所があるの。学校早退させちゃうけど…」
「全然いいよ。むしろサボれて嬉しい。」
「来てくれたら分かるから。」
「うん。楽しみ!!」
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