#きっかけ#

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楽屋には、服が沢山あった。 「まずは…これ着て。」 「スタイリストさんですか?」 「あぁ。斎藤です。」 「amiです!!よろしくお願いします。」 「挨拶は良いから…5分押してんだから。」 「…ごめんなさい。」 「早く着替えて。」 「はい。」 私は着替えを始めた。 「あのさ…。もしかして転けた?」 「はい。」 「…ハァ。足に傷つけたままカメラの前に立つの?」 「…ごめんなさい。」 「プロ意識無いわけ?まったく…隠せなかったら腰から下が撮れないのよ?綺麗な足してんだから、傷つけてんじゃないわよ!!」 「本当にごめんなさい。」 私はまた、土下座する勢いで謝った。 「謝ってばっかでも、この世界続かないわよ?」 「ッえ?」 「その内わかると思うわよ。ほら、ここ座って。」 「はい。」
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