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そんな下らないやり取りをしてたら、不意に桂木が手をこっちに伸ばしてきたので、非常に驚いた。
え、何、また殴る気!?何て思ってたら、
ヒョイッ
と腕が軽くなった。
「え?」
「何変な顔してんだよ。ブスがもっと酷くなってるぜ」
「ふざけんな、しばくぞ…って、そうじゃなくて!」
「本当のことだろ」
「まぁ、そうだけど!もうちょっとオブラートに包もう!?」
「オブラートはもう溶けちまったんだよ」
「てめぇぇぇ!!!」
「あれだ、外国にゃ素直に言う習慣があるんだよ」
「知らねぇよ、適当なこと言ってんじゃねぇよ、つーかここは日本だ、そして話を聞け」
「んだよ」
それはこっちのセリフだっ!!
そんなに怪訝な顔すんなよ!!
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