平凡な日

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『幸(ゆき)おっはょ~!』 『おはよ~。美咲(みさき)』 朝登校してきた美咲が幸の所にきて言葉を交わす。 教室に付き、 『どうかした?』 『えっ!?』 前の席に横座りしながら美咲が幸に聞いた。 『なんか元気なさそうに見えるからさ~。』 『そんな事ないよ。』 『ふぅ~ん。ならいいんだけど………あっ!?そ~だ。今日帰り付き合ってくれない?』 『うん!?………うん。別にいいけど。何処に行くの?』 “キーンコーンカーンコーン” ちょうどその時授業のチャイムがなった。 『な・い・しょ!!』 美咲はニコニコしながらそう言うと自分の席に戻った。 『えっ!?ちょ……ちょっと~………』 “まぁ~いっか。どうせまた図書館で勉強教えて?とかだろうし………” 美咲はテスト前や宿題でわからない所があると幸に勉強を教えて貰っているのでそう思っていた。 この物語は服部 幸(はっとり ゆき)という高校2年の大人しい性格で成績は学年10位前後に入っている普通の女の子のお話です。 しかし、この女の子にこれからいろいろな出来事が待ち受ける事はまだ知らない。
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