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「私はレインの予言を信じてる」
千幸は言った。
「殺戮の狂気を乗せてるって事は、あの電車は事故か事件か起こるってことよ。だから、次の電車に乗っても仕方ないの」
「まさか…」
「タクシー代は出したげるからさ。一緒に行こうよ」
レインの事は半信半疑。
だけど、電車でもタクシーでも、登校出来ればどちらでも構わないんだし、こうして誘われてるのを断る理由なんて無い。
「じゃあ、お言葉に甘えて、奢ってもらおうかな」
柳はそう言って笑った。
そう…。
まだ知らなかった。
レインの予言が証明されることを…。
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