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翌日...
刑事「これが遺体か...」
死体を前に刑事は言った。
部下「現場の状況からしてメイク中にこの毒の付いた口紅を使ったため死んだんでしょうね。」
刑事「犯人の目星は?」
部下「もう捕まりました。景子という被害者の娘が制服姿で母親を殺したと自首してきました。彼女曰わく、罪に耐えきれなくなって、休み時間に学校を抜け出して来たんだそうです。」
刑事「そうか...。娘に殺されるなんて、悲しいもんだ。」
その時、現場のリビングの扉が勢いよく開いた。
町子「け、刑事さん。さっきくださった電話の内容は本当ですか!?」
刑事「ええ。残念ながら...」
町子「どうして...どうして死んじゃったのよ!あなた!」
景子の母・町子は死んでぐったりとしている夫・眞樹に泣き叫びながらしがみついた...
町子「だから、言ったじゃない!女装のことは早く景子に打ち明けた方がいいって!」
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