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優「ねぇ、美乃?
あんたと黒覇先輩ってどうゆう関係?」
CDを選びながらふいに優衣が口を開いた。
美『~何回も言ってるじゃない
理旡お兄ちゃんはあたしの幼なじみ。小さい頃よく公園で一緒に遊んでくれてたの』
優「ふ~ん?
公園でねぇ…」
美『最初、理旡お兄ちゃんの友達に…目のことからかわれて…なかなかみんなの輪に入れなくて……。そしたら理旡お兄ちゃんがそのこたちにやめろーって言って、あたしに名前を聞いてくれたの。それから理旡お兄ちゃんたちの輪に入れてもらって遊ぶようになったの。理旡お兄ちゃんはあたしのこと初めて受け入れてくれた人なのっ』
優「うっれしそーな顔して
でもさぁ、美乃。良いとは思うよ?良いとは思うけど、黒覇先輩って不良だよぉ?何悪いことしてるかわからないよ?」
美『何が言いたいの?』
優「美乃にはもっと優しい~彼氏が似合うと思うんだよねぇ~」
美『っ?!だから、違うってば💦
理旡お兄ちゃんはただの幼なじみ!
それに…理旡お兄ちゃんはそんなふうに悪いひとじゃないよっ』
優「ほんとかなぁ~?」
美『ホントだって!
ほら、もう行こう!』
優「あぁーわかったって!買ってくるから待ってて」
そういって、レジまで行く優衣を見ながらもう一度思った。理旡お兄ちゃんはあたしにとって本当のお兄ちゃんみたいな存在なだけだって…
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