†第一章†

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優衣「じゃぁ、美乃またね   ~。」 美乃『ぅんっ。    また明日ぁ』 店を出て長い立ち話をし終わると、もう暗くなり始めてる。優衣とわかれたあと、街灯がつきはじめた寂しい道を歩いていった。 美乃『(理旡お兄ちゃんたちも、あのままちゃんと帰ったかなぁ?)』 どこかに寄り道してなければいぃけど… なんて思いながら帰り道を急ぐと、細い路地裏?帰り道には結構あるんだけど、あまり人通りの少ない道、そこから何だか話し声が聞こえてくる。 「お前さ… 何? 調子乗ってんの…?」 「わ、わかったから! 今回は見逃してくれよ…! …な?」 「ガタガタぬかしてんじゃねーよ……!」 バキッ……… 思わず立ち止まってしまった 男子高校生4人が喧嘩してる。 リーダー格っぽいひとと残りの3人。 ちゃんと立ってるのはリーダーっぽいひとだけ。 理旡お兄ちゃんと少し似てる。背が高くて、髪は少し長めで…。でも色は違って、薄い茶色ってかんじ。 美乃『(え、えーと…    こういうときはすぐにその場から立ち去れって理旡お兄ちゃんが……💦)』 ~♪~♪ !!! しまった……! 私のケータイの着信音が鳴ってしまった。 「??」
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