(理旡の場合)

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あーー… 今日も退屈だった 授業なんてつまらねぇ 学校なんてつまらねぇんだよ でも放課後にはある楽しみがある 俺はいつも窓辺に腰掛けてゲームをする ここの風通しだけは褒めてやる そろそろ来る頃だ 美「理旡お兄ちゃんっ!」 ほーら来た でも、いつも通り俺は動じない 美「理旡お兄ちゃんっ! 学校でゲームは禁止って何回言ったらわかるの?」 何回言ったらわかる? こういう奴だからこそいじり甲斐があるんだな 理『っるせーな… こんなつまらないとこで、これがやらずにいられるかっての…』 そう言って俺はゲーム機を取り上げようとする美乃の手をかわした さて 俺は立ち上がり自分の席に戻ろうとした 美「もぉー💦 没収ですっ!」 お前には無理だって 美「生徒会役員として会長さんに言い付けるよぉ~!」 また始まった そんなんで俺がやめるとでも思っているのか 理『ふーん… あそ……』 そんな反応をずっと続けていると、俺のゲーム機を取り上げようと手を伸ばしてきた 美「ぼっしゅー…!」 理『おっと…… 取れるかチビ?』 おっと危ない… 俺はニヤリそう言ってゲーム機を高い位置に上げる 美「むぅ~…… そんなのぉー!」 こいつは… なんか飛び跳ねてる いや届くわけねぇだろ まぁ、面白いしいいかな べつに可愛いとかそうゆう意味じゃねぇ ただの…暇潰しみてぇなものだ
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