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葉「よっ
またやってんの~?」
そう言って入ってきたのは二年生の葉先輩。
もともとあたしと理旡お兄ちゃんと同じ中学校に通ってて、理旡お兄ちゃんの不良グループとよくつるんでたみたい
だからあたしとも、よく一緒にいるわけで
あっ
でもあたしは不良じゃないからね
葉「みみ~
ちょっとくらい見逃してあげてもいいんじゃないの?」
よく先生の指導を受けてる不良の先輩なんです。
美『何回も見逃してるんですよぉ?
そろそろ先生に没収されちゃうんですからねー』
先生に没収されたらなかなか帰ってこないんだから
なのに、この人たちときたら…
葉「理旡。
そこはさ、こーやってやんないとクリアできないって」
理「あぁー?
…そーじゃねぇだろ」
ゲームに熱中してるし
美『ぁ、あの~…』
葉「あ、みみ。
さっき優衣がお前のこと探してたぞ?」
美『ぇ??
そうなんですか?
早く言ってくださいよぉ』
葉「ごめんごめん」
理「……じゃぁ…
俺は帰るな」
美『じゃ、あたしは優衣のとこ行ってくるね』
葉「理旡!私も帰るよ」
理「おぉ。
美乃は?待ってようか?」
帰り支度(教科書なんか持って帰らないからバッグに入れるものなんてそんなにないんだけど)をしながらあたしに聞いてくる
美『うぅん。大丈夫。
きっと遅くなると思うから先帰ってて』
そう二人に言ってあたしは三年生の教室を後にした。
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