転校生。

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「今日は、 新しく転校生が来たぞ。」 心の中は不安と へんなプライドで 溢れ返っていた。 気分が悪くなって…。 しゃがみこんでしまった 私…しゃがんちゃった。 先生は 私をじっと見つめる。 視線が怖い。 夢で見た裏切りと 同じ視線。 廊下に同じ制服を 着た子が 私の横を通った。 「大丈夫!!顔色悪いよ。保健室行こ。」 私は言われるが ままに 保健室へと行った。 新しく始まる 学校生活は…。 最悪なでだしで 始まってしまった。 保健室のベット 横になれば…。 考える。ただひとつ。 これからどうしよう。 目の前には 保健室に 連れてきてくれた 女の子が…。 ちらちらと 私はその子を見た。 きずいたみたいで。 「この学校って 綺麗だよね。」 「うっ、うん…そうだよね。」 気まずいなぁー。 相手の子が口を開く。 「この学校、 今日から行くんだよね。転校生だよね。」 えっ…。
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