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先程の男の変わりに得物達がそれに向けられる。
「遊びじゃ済まなくなったぞ。悪魔だがなんだか知らないが扉は弁償してもらうからな」
バーのマスターがソウドオフのショットガンを向ける。
一斉に得物達が火を吹く。バーは笑いから銃撃のパーティーになった。
ただそれは目にも止まらぬ速さで弾丸を避け、近くに居た男の腹に腕を突き刺した。
男は内臓を引き抜かれ息絶えた。
「ただの変態じゃないみたいだぜ
お前ら」
ディーゼルは弾倉を変えつつ言う。そしてそれは高速で移動し瞬く間に二人の男を血祭りにした。
残るのはディーゼル、マスター、先程の男、酔っ払い二人の五人。
勇敢にも酔っ払いの一人が
それへ立ち向かう。
「うらぁぁぁっ!」
走りながら右手を繰り出したが呆気なくそれの左手に捕まる。
その右手は捻られ有らぬ方向へ向いてしまった。
あぁぁぁあっ
声にならない声で苦しむ男。
それは男の襟を掴んだ。
「酒のツマミにしてやるよ手前」
ディーゼルのGSRが三発それの右肩に命中するがそれはビクともしない。
男は掴まれ床から足が離れバタつかせる。
「くうっ…なんなんだクソが。一杯やれよ畜生!」
渾身の力でテーブルの上に有ったビール瓶を掴みそのまま顔面へと叩き付ける。
「バドワイザーは不味いってか?」
それはビールを浴びるが何事も無いように男を睨み付けたままだった。
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