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その瞬間、ミニの姿が見えなくなる。
「撒けた・・・のか?」
ふと安心する
ミズスマシの様に滑らかに流れ落ちる。
巧みに向きを変えたシルビアは結果的にトップスピードものびる。
ミニはずんずん後退し、バックミラーから消え失せた。
・・・かのように見えた。
後に光々と光る四灯の光。
「っ!」
抜かれまいとステアリングを切った。
これで抜かれる事はない。
心落ち着け、前を見る。
奴がいた。
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