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ぐんっとマシンのフロントノーズが沈む。
ブレーキをしたサインだ。
二台のマシンがヘアピンに突っ込む。
インベタなラインしかとれないがバランスよくカスタムされたシルビアは狙ったラインを外さず加速する。
一方、ミニはパワーのみ優先で組まれているのか…
大きく減速し、シルビアと差を離す。そして危なげなくタイヤを滑らせながらふらふらと加速していく。相当バランスが悪いらしく、コーナーリングスピードが保てない。
二台ともそこそこの長さのあるストレートセクションに入る。
高梨は安心した。
コーナーワークでは勝っている。
このままならいける。
そう思いバックミラーをみた
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