圧倒

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だが、次の瞬間衝撃の光景を目にする。 「ついて・・・来やがるだと?」 そう、バックミラーにはこうこうとした明かりが四つともっているのだから。 焦る高梨。 こんな事は今まで一度も無かった。 コーナーワークで勝っても直線で一気に詰められる。 轟々とけたたましく鳴っているスキール音に今までのどれとも似ない恐怖を感じ、ただアクセルを踏む。 次の瞬間、光が消えた。 嫌な予感がする。 鳴り響く音 横からだ。 並ばれた! 「!」 その瞬間、次のコーナーをすっかり忘れている事に気がついた。 二台が交差する・・・
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