蟻の命

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足が蟻に接触してからは時間にすると、おそらく0.0何秒の世界。 潰された蟻は何が起きたかなんてわからないだろう。 その小さな死体を持ち上げ観察をする。 働き蟻だ。 おそらく巣に持って帰るための餌を探していた途中だったのだろう。 その餌を探している最中に巨大な、まるでビルが倒れてきたかのように押し潰された。 もし蟻だったらどうだろうか? こんな小さな体だと1mを歩くのにも苦労するだろうな。 そして様々な危険。 一番は今起きたような出来事のように頭上から降ってくる攻撃に気をつけなくてはならない。 巣から外に出た瞬間。 旅は始まり、命をかけて歩かなければいけない。
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