『』

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いつも見る夢。 それは一人の鬼の物語。 始まりはいつも血が舞い、悲鳴が飛び交う村の中。 そこに鬼はいる。 沢山の人やおばけを笑いながら殺していく。 血を浴びながら。 悲鳴を聞きながら。 笑いながら。 鬼は殺していく。 沢山のモノを。 そして紫色の人がやって来る。 その人によって 鬼は 殺された。 いつもの夢はここで終わる。 けど、今日は違った。 紫色の人に殺される時、話が聞こえた。 ザザッ ?「き―ま、よ――!」 ノイズが激しくてよく聞こえない。 ?『あな―は、ころ―――た―よ。』 ?「おの―、スキマよ――い!この―み忘れ――!!」                スキマ? ?『さよう―ら、狂い―。』 ?「―そが―ぁぁぁぁぁあ――ァ!!!」 ドスッ ?『・・・・しぶ―いわ―。』 何だろあれ。魂? ?『・・・・・。』 え?こっちを、見た? ?『こう―るし―ない―。・・・・・ごめんなさ―。』 ザザッ ごめんなさい? ザッ ?『――れか、貴方―すく――から。かな――。だから、その時になったら、また会いましょう。』 え? ブツンッ
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