121人が本棚に入れています
本棚に追加
?「・・・・。」
いつもと同じ天井、いつもと同じカーテン、いつもと同じベッド。
・・・いつもとは違う夢。
そう、なぜか会話が聞こえた。
ノイズが酷くてよく聞き取れなかったけど、あの女の人の最後の言葉。あそこだけは、はっきり聞き取れた。
―また会いましょう―
?「なんだったんだろうな・・・・。」
そんなことを考えながら枕元にある時計を見る。
時刻は4:15。
さっきの夢で完璧に眠気が吹っ飛んだので、眠るきにはなれない。
外を見るとほんのりと明るくなってきている。
?「たまには散歩でもしようかな。」
言いながら起き上がり服を着替える。
とりあえず携帯、はいらないだろう。財布、も使うことがないからほっとこう。
あとは護身用にナイフ、それと・・・
?「ん?」
机の上に置かれていたモノに気付くき、手にとって見る。
?「これは、カード?」
それは何も書かれていない真っ白なカードであった。
?「こんなのうちにあったかな・・・・。んー、まあいっか。」
言いながらズボンのポケットにカードを入れる。
?「さて、行きますか。」
玄関に行き、お気に入りの靴を履いて扉を開けながら外に出る。
はずだった。
それは一瞬の出来事。
気付くと僕は、床に倒れていた。
最初のコメントを投稿しよう!