花の舞う街

10/12
前へ
/48ページ
次へ
「ん...?」 たっちゃんは 透き通るような 綺麗な瞳で俺を見つめた 「また来年も来ようね。」 「うん。」 たっちゃんはにっこりと笑った。 「来年には今とは違う生活で素敵な家庭を築き上げていたらいいな...」 「えっ?...」 「結婚して幸せになろう?来年ここに来るときはたっちゃんは上田じゃなくて...中丸ね?それでたっちゃんとずーっと一緒がいいっ。」 「...うん。来年は中丸かっ...。嬉しい」 たっちゃんは瞳から 涙を流して嬉しいそうに笑っていた。 たっちゃんの綺麗な頬を涙が伝い... 「たっちゃん...泣かないでよ(焦)」 俺はたっちゃんの涙をすくう、 「ゆういち...大好きだよ。」 桜のしたで... 二人は唇をそっと重ね合った 未来と希望を握りしめるように 俺はたっちゃんを抱きしめた... 「ずっとずっと続けばいい」とこんな幸せな毎日があの日君が話した夢を二人で叶えて行こう まずは出会った花の舞う街を"並んで"歩こう春のしを浴びたり二人で笑いあおうそんな夢をずっと... end
/48ページ

最初のコメントを投稿しよう!

690人が本棚に入れています
本棚に追加