chapter 一日風俗嬢

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『――― ――――――… まあこれから講習やるし とりあえず源氏名だけ 考えといて ちょっと講習する スタッフ探してるくるから』 よくわからない説明に 疲れた私たち。 『あいつ(店長らしき人 の話まぢなげーから しかも説明ヘタだし 意味わかんなくね?』 『んまだるい つか名前どーする?』 『ん~優奈は?』 『優奈だからゆんとか』笑 『ぢゃあ私はりん?』笑 『それいいね』 って瞬間的にきまる名前 ここいる 私はゆん? それとも優奈? って一瞬 風俗に手を出そうと している自分が 自分でないようで 恐くなった。 ドアが開き 『名前決まった?』 と顔をだす店長らしき人 『うん。 あたしがゆんで この子がりん』 『りんゆんね!OK! 講習、するから 先未経験の子 一緒にきて』 ―あたしだ― 今更気分が 悪くなってきたよ 先いくねと一言いい ドアへむかう いってらっさい とりこが手をヒラヒラ としている。 『緊張感のない奴』笑 なんてからかって 部屋を出た。
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