chapter 一日風俗嬢

4/6
前へ
/111ページ
次へ
『お疲れえ』 待機の部屋に戻ると りこが待ッていた 『講習は?』 『受けたつーか 軽くシステム聞いて 通して 30分位で終わッたんだあ ゆん遅いゾ』笑 と口を尖らせるりこ 『初めてだから キョドってさ』 『今日から客取るのに 大丈夫?』 『ん…なんとか』 嫌だと思うキモチと お金がいると 縛られる心とが 絡み合って複雑になった 初めはどーでも よかったのに 『ゆんさん、りんさん 60分コース入りました』 ―ドキ― 心臓の高鳴る音がした これから私は 風俗嬢になるんだ なっちゃうんだ―
/111ページ

最初のコメントを投稿しよう!

766人が本棚に入れています
本棚に追加