chapter 一日風俗嬢

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嫌なキモチ こんなキモチ 知らなかった 帰ると 店長らしき人が手招き 『はい、これ給料』 ゆん宛の封筒を手渡された。 どうやらこれで 上がりらしい 体の値段 五万円 チップとあわせたら 安月給の人の 一ヵ月の給料と 変わらない 体を売るって やっぱりそういう事 なんだ。 『つかれた~』 とのびをしていたら 店長らしき人が 『そら初日に6本も いけばな』と笑う 珍しいんだなと 思った。 でも待機中とか 混ぜたら 10時間位いたからな~ 『次入れる? 今日どうだった?』と 私の顔をうかがう もうツライんだ 私は 『続けるかは分からないし また連絡する』 『そっか、 期待してるから』笑 待機部屋に友達 待ってるよといいながら どこかへいった。 急いで向かうと 『お疲れ~ 待ってたよ』 とお出迎え とりあえずどっかいこ と私達は店をでた。 まだAM1:00 飯でも~と ハンバーグ専門店へ 『今日ね おじいさんから 大金てゆーかチップなんだけどもらった』 『まぢヵ?いいなあ』 とうらめしそうに 私をみた。 私嬉しくないんだ おかしいでしょ? 『私風俗あってないかも 』 ポツリ、 ポツリ 涙といいわけの言葉 でてくる。 りこはそっか そうだよね しか言わない 私 風俗は 今日でやめます 一日風俗嬢 長い長い一日 一生忘れない ゆんは最後 明日から――― 優奈で生きる。 この日誓った事が 破られるのは もっとずっと後の話。 この日が始まりで 私の人生が 平凡じゃないモノヘ変わる きっと 歯車が入れ違ったんだimage=52517397.jpg
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