ノイジー

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         うまれるよ、きみはいまから             なにか、退廃した声が ぼくの思考を霞める。         女の人の声だろうか。 なんだか、下半身が熱くなる声だ。     ぼくは固く結んだ睫毛の蔦をすこしずつほどこうとした。 けれど、 、       誰かの体温が     先程から ぼくをだきしめ る       ぼくはとてもここちよくて   もうすこし、眠った。
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