ACT 40

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「アスカ、少し良いか?」 「ジークさん? ええ少し待ってて下さい。」 作戦を終えて帰ってきたジークは、瓦礫を除去していたシンを呼び止める。 シンは近くに居たアスハ派の軍人に事情を説明、ジークの下へ向かった。 「宇宙…ですか?」 「ああ。 パナマを完全に 孤立させる必要がある。」 問題はコレからの事。 クライン派やオーブ諸氏が未だ諦めていない以上、 戦争は終わっていないのだ。 その2つの勢力を諦めさせる為の一手が必要だった。 「俺達が行かなくても 連合やオーブだけで 大丈夫じゃないんですか?」 「残念ながらアスラン・ザラに対抗できるパイロットが 連合やオーブには居ない。 いや…君しか居ない。」 自己嫌悪に陥りながらもジークはシンに向かって話す。 彼としてはシンにこれ以上戦争に関わって欲しくない。 だが魅琴程ではないがマスドライバーでのアスランの動きを間近で見てしまった。 オーブで呆けていた頃のアスランとは比べ物にならないその動きは ジークに選択させるのには十分だった。
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