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「アスカ、少し良いか?」
「ジークさん?
ええ少し待ってて下さい。」
作戦を終えて帰ってきたジークは、瓦礫を除去していたシンを呼び止める。
シンは近くに居たアスハ派の軍人に事情を説明、ジークの下へ向かった。
「宇宙…ですか?」
「ああ。
パナマを完全に
孤立させる必要がある。」
問題はコレからの事。
クライン派やオーブ諸氏が未だ諦めていない以上、
戦争は終わっていないのだ。
その2つの勢力を諦めさせる為の一手が必要だった。
「俺達が行かなくても
連合やオーブだけで
大丈夫じゃないんですか?」
「残念ながらアスラン・ザラに対抗できるパイロットが
連合やオーブには居ない。
いや…君しか居ない。」
自己嫌悪に陥りながらもジークはシンに向かって話す。
彼としてはシンにこれ以上戦争に関わって欲しくない。
だが魅琴程ではないがマスドライバーでのアスランの動きを間近で見てしまった。
オーブで呆けていた頃のアスランとは比べ物にならないその動きは
ジークに選択させるのには十分だった。
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