act 3

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数日後 日本軍のトレーニングルームで彼…シン・アスカは汗を流していた。 伸びきっていた髪は昔のように短く切られ、課されたメニューをこなしていく彼の筋肉にはまるで無駄がない。 「はっ…はっ…!!」 彼に課されたメニュー自体周りのメンバーとは桁違いにハードな物ではある。 しかし彼の顔に疲れも、日本に来た当初の見せていた暗さもない。 有るのは笑顔。 流れる汗も、体の疲労も、彼には気持ち良く感じる。 「お疲れ様です! 水分持ってきましたよ♪」 「おおっ!」 「うぇーい♪」 「サンキュー!!」 そして彼が助けた少女が飲料水を持ってきたのを見て、彼も持っていたバーベルを下ろした。 同僚が飲料水を取っていき、最後に残った物が彼の手に渡る。 「はい、アスカさん。」 「あぁ、 ありがとな、魅琴(ミコト)。」
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