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翌日、オーブに帰国する際にもアイギス隊が見送る事となった。
大臣は相も変わらず眉間を押さえているがジークには関係ない。
「これなら安心して
カガリ様も通えるでしょう。」
営業スマイルで大臣に挨拶をしてジークは飛行機のタラップに乗る。
隣には強い要望があって彼と魅琴が居た。
オーブ兵が待つ入り口で営業スマイルを解除してゆっくりと彼らに振り返る。
「正直な所オーブに欲しい存在だが
…無理強いは出来ないな。
君が見つけた道だから。
機会が有ったらまた会おう。
そして我々を助けて欲しい。」
「身に余る光栄です!!」
そのまま彼らに近付き握手する。
途端にジークは気付かれないように彼の耳元に顔を近付ける。
一緒緊張したがジークの口から出て来た言葉に別の意味で緊張が走った。
(恐らくなんだが…
近い内にプラントで内乱が起こる。
オーブを巻き込まないように立ち回るが、
もしもの時は
…兵士の救助を頼むかもしれない。)
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