ACT 8

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腰にマウントされたビームライフルと肩に装備されたフラッシュエッジを確認する。 クライン派と勘違いされて攻撃される可能性は否定できないのだ。 『あと150秒後にクルシマ少尉のレイダーがテントに到着します。 アスカ少尉は救助に向かって下さい。』 「…了解。」 『アスカさん!?』 輸送艦でオペレーターをやっている魅琴に連絡を入れる。 彼女だから気付いたのかもしれない。 彼の喋り方が昔に戻っていることに。 アイギス隊に入って暫く戦場から離れていたが、 そう簡単に昔の感覚が抜ける物ではない。 救助対象が罠を張っていることを彼は既に予測している。 それでいて単身罠にかかりに行くと言っているのだ。 (アスラの機動力で誤魔化せるか…? 150+60秒が勝負だな。 それまでに説得出来なかったら…。) 汗を拭いてヘルメットを被り直し、彼は目的地に向かった。
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