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救助対象が居たのはコロニー・メンデルが間近に迫った空間だった。
周囲に最大限警戒し、対象であるグフに近付く。
｢こちらは日本軍アイギス隊所属の
シン・アスカ少尉です。
本国からの命を受けて救助に来ました。
応答をお願いします。｣
『…ギス隊…と？』
帰ってきた返事が予測通りだった為、彼は警戒を更に強めた。
悟られないようにﾋﾞｰﾑﾗｲﾌﾙを腰にマウントし接触回線を繋ぐ。
いくらNｼﾞｬﾏｰｷｬﾝｾﾗｰを搭載したアスラと言えども限界はある。
『早く逃げろ!!
やられるぞ!!罠だ!!』
｢…。｣
瞬間彼は背中にあるｳﾞｫｱﾁｭｰﾙ･ﾘｭﾐｴｰﾙを最大出力で展開し、
グフを抱えたまま高速で離脱。
そのコンマ数秒後、彼らが居た場所には何本もの光線が押し寄せた。
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