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「本っ当、何でこんな所来たんだ?」
「この隊の隊長さんがどうしても来てほしい、ってせがまれて。
人の迷惑考えて欲しいですよ。」
砂時計のような形のプラントが既に目視出来る範囲にある。
相変わらず毒を吐き続ける彼に近付けるのはディアッカだけらしい。
赤服として先輩であるシホなら少しは違ったかもしれないが、
残念ながら新機体の開発で此処に居ない。
クライン派の中枢にいるイザークは論外。
「プラントがヤバいのは解ってます。
桃色議長も大変なんでしょうけど。
でもだからってコレは…」
「強引だからなぁ、あの議長。
或る意味キラが一番大変なのかもな。」
馴れ馴れしいディアッカと無礼な彼。
かなり無礼な言葉を吐いても誅殺する事が叶わないのを知っているから、
彼は心おきなく喋れるのだ。
ディアッカについては艦のクルーが完全に無視を決めつけていたりする。
「ま、騒動は起こさないでくれよ?」
「そこまでバカじゃないです。」
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