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衛兵に睨まれながら議長室を出た。
崩れ落ちていたラクスを見て銃口を向けられるが、
目を向けることもなく突破。
躊躇いなく人垣を掻き分けて港に向かう。
「…シン!?
何で此処に居るの?」
「…アンタか。」
そして其処にはパイロットスーツに身を包んだキラ・ヤマトが居た。
一瞬強烈な殺気をぶつけるが、キラの反応にそれを収める。
今回の件はラクスの独断らしい。
「議長サマに呼び出し喰らったんですよ。
Faith待遇するから戻って来いって。
当然断りましたけどね!」
「ラクスが…?
確かに今プラントは大変だけど
シンを巻き込むことは無いのに。」
流石にラクスと違い何度も修羅場をくぐっているからか、
彼の殺気を感じつつ怯みはしない。
辛そうに顔をしかめるキラ。
ディアッカの言ってた事は本当らしい。
軽く溜め息をついて辺りを見渡す。
「ところで地球行きの船ってどれです?」
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