ACT 11

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衛兵に睨まれながら議長室を出た。 崩れ落ちていたラクスを見て銃口を向けられるが、 目を向けることもなく突破。 躊躇いなく人垣を掻き分けて港に向かう。 「…シン!? 何で此処に居るの?」 「…アンタか。」 そして其処にはパイロットスーツに身を包んだキラ・ヤマトが居た。 一瞬強烈な殺気をぶつけるが、キラの反応にそれを収める。 今回の件はラクスの独断らしい。 「議長サマに呼び出し喰らったんですよ。 Faith待遇するから戻って来いって。 当然断りましたけどね!」 「ラクスが…? 確かに今プラントは大変だけど シンを巻き込むことは無いのに。」 流石にラクスと違い何度も修羅場をくぐっているからか、 彼の殺気を感じつつ怯みはしない。 辛そうに顔をしかめるキラ。 ディアッカの言ってた事は本当らしい。 軽く溜め息をついて辺りを見渡す。 「ところで地球行きの船ってどれです?」
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