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暁に促され二人は家に上がりリビングに向かった。
「母さん、親父
麗獅と蓮が来た」
「おはようございます
お邪魔しています」
「どもっす!!」
リビングに入る暁に二人も続く。
「あら本当?
二人は朝ご飯食べて来た?」
母は台所から二人に問い掛ける。
「はい、ご心配なく」
「俺も大丈夫でーす」
「そう
なら良かったわ」
二人の返事を聞きニコッと笑う母。
「今日は人が多いな」
新聞を読みながら呟いた父の言葉に二人はえ?と首を傾げる。
そしてガツガツとご飯を食べている派手な三人組に目が止まる。
いや
入った時から気付いていた。
けれど幻覚では?という疑念が……。
一人は黒髪でオールバック、一人は赤い髪、一人は青い髪。
とにかく目立つ。
「……暁
どなたですか?」
「あぁ
昨日会った奴等でな
泊まるとこないっていうからうちに泊まって貰ったんだ」
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