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「大体暁がトップでないなら誰がなるんですか?」
麗獅の問いに暁はポツリと呟く。
「……親父?」
全員が一斉に父を見る。
父の実力を知らない三人組は分からないが知ってる二人はなるほどと思わず頷いてしまいそうだった。
「暁
昔の話だ昔の
もうとっくの昔に代変わりしてる」
「ちょっと言ってみただけだろ?
でも俺が……?
じゃあ麗獅は蓮はどうなんだ?」
「どちらかがNo.2でどちらかがNo.3でしょうね
ですが……
僕ら鬼神は対等の扱いなので正確な順位は分かりませんね」
「まぁつまり『鬼神』がここのトップってことだな」
麗獅に続き蓮も口を開く。
強さが欲しくて作ったチームはいつの間にか天辺に上りつめていた……。
「ところで
そこのお三方はそのトップの座でも奪いに来たんですか?」
麗獅の問いに千夜は「おうよ!」と頷く。
「紅き鬼神をぶっ倒して俺らが頭になろうと思ってな」
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