どなた様?

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「認めたかあらへんけど…… こりゃ認めなどうしようもあらへんな」 直斗と翼の二人は千夜を見る。 「俺は認めん!! 認めたらそこで負けだ!!!」 まぁもっともだ。 「紅き鬼神!! 理由があって喧嘩が出来ないというその理由は何だ!? その理由を解消して今すぐ勝負しろ!! それで勝敗をつけねば俺は負けん!!!」 千夜の言葉に鬼神の二人はピクッと反応した。 喧嘩が出来ない……? 二人は同時に自分達の総長に視線を向ける。 一瞬だけだったが確かにしまったという顔を彼はしていた。 だが誤魔化すように苦笑する。 「実はこの間大怪我して病み上がりなんだよな だからもう暫く無理だな 後体なまってるから修行も必要だし…… 半年くらい待「てるかぁ!!!」 机をひっくり返そうとした千夜を翼が羽交締めする。 「もう病み上がりでも何でも良い!! 決闘だぁぁあ!!!」
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