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「……まさか僕の所で預かれなどという戯言をほざくんじゃないでしょうね」
「戯言って……
まぁそうだけどさ」
蓮がそう言った直後麗獅は蓮の胸倉と腕を掴み足をかけ。
ドバンッ!!!
「いった!!」
一般的な柔道の投げ方をわざわざして見せた。
蓮は背中を床に強打。
受け身はとったが畳みとフローリングでは堅さが段違いだ。
「君の頭はふざけてるんですか?」
「そんな事初めて言われた……」
「どうして僕が見知らずの敵三人も受け入れなければならないんですか」
麗獅は床に倒れている蓮を睨み付けるように見下ろす。
「いや
ただでとは言わないって
働かざる者食うべからず
だろ?」
蓮の言葉に麗獅はピクリと反応し顎に手を当てふむ……と考え始めた。
「ちゃんと働いてくれるのであれば考えましょう
いかがです?」
麗獅はニッコリと背景に邪気のある笑顔を浮かべる。
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