始まり…

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「村長、大変だ!また山の魔物が出た!」 村人は息を切らしてそう叫んだ。 その報告を聞いた村長は驚いていた。 「なんじゃと!?町への山道をとうせんぼしとる…そうか…困ったのぅ」 そう言うと村長はものすごくわざとらしく、困りながらこっちへ近づいて来た。 「困った…困った…」 「これは村の大ピンチじゃ!」 そして金髪女性の前に立つとわざとらしい声で頼んできた。 「勇者様にお頼みし、なんとかなりませんか?」 「……」 あまりの行動に金髪女性は完全に言葉を失っている。  
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