始まり…

12/28
前へ
/136ページ
次へ
そんなことよりも、ボクの中にもっと大きな感情が渦巻いた。 「アラン?」 (ボクがあこがれの勇者様…!) 金髪女性が応答のないボクを不思議そうに見た。 「アラン?どうしたの?さっきからなんだかおかしいわよ?」 「え!?いやそんなことないです。」 何か自分が勇者様になったような気がして、つい上機嫌になったボクは胸を張って言った。 「村長さん、ボクにまかせてください!」 「勇者様、ありがとうございます!よろしくお願いします。」 村長さんの言葉でボクは完全に有頂天になった。  
/136ページ

最初のコメントを投稿しよう!

73人が本棚に入れています
本棚に追加