始まり…

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(あぁ、勇者様だなんて、気持ちいい~) ボクはそんな優越感に深々と浸っていた。 「魔物は、村の北の街道近くにいました」 完全に話の外に追いやられていた若者がやっと話した。 「わかったわ。じゃあアラン、スズナリ、行こっか」 「うん!」 「……」 金髪女性の呼び掛けに、ボクは勢いよく答えたが、スズナリさんはジッとボクを観察している見たいだった。  
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