始まりは終わりから

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なんやかんやでやっとアパートに到着しました。 帰ってくるだけでへろへろになった…… 13日後本当に私生きている?     「へぇ、可愛い部屋だね」     ピンクを基調とした部屋は女の子を思わせる部屋。 そしてベッドの近くの壁にはプロレス界の有名な方達が集合しているポスター。  うん、実に女の子の部屋。    「なんで女子の部屋にプロレスポスター貼ってあんだよ……」     銀の健也が正論で突っ込む。     「だって好きなんだもん!プロレス!何なら銀の健也に技かけてあげようか?」     手をわきわきと動かしながら不敵な笑みで近づく。 確実に怯えた目で後退する銀の健也。     「い、いらん!遠慮!」     うむ、銀の健也はツンデレっていうよりも……いぢられキャラって感じだね。     「うーん……みさとちゃん僕らの名前呼びずらくない?」     金の健也が首を傾げて聞く。 はい、可愛いです。 まるで美術館に飾られている芸術品のように美しいです。     「そうかもねえ……あ、じゃあ!」
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