初任務

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海上自衛隊佐世保基地 中央桟橋護衛艦「いぶき」 この日護衛艦いぶきは竣工後初めての実任務(哨戒警備及び警戒遊弋)に就く日であった 桟橋に乗組員を整列していると佐々木艦長が訓辞のため前に出ると 瀬戸副長「艦長に敬礼」 乗組員全員が敬礼すると艦長が敬礼をし直ると 副長「直れ」 佐々木艦長「乗組員の諸君、我々は遂に実任務に就くことになったこの艦に艤装段階から関われた事誇りに思い各員持てる力を最大限に発揮し任務を完遂し無事にここに戻れる事を望んでいる頑張ってくれ、以上だ」 副長「艦長に敬礼」 再び乗組員全員が敬礼し艦長が敬礼を返すと 副長「直れ、第1分隊より乗艦せよ」 号令と共に乗員たちタラップを駆け上がり乗艦していく いぶき艦橋 副長「艦長、総員乗艦完了しました」 艦長「よし、出港準備かかれ」 副長「はっ、出港準備かかれ!」 号令の元出港準備が進められ 副長「艦長、出港準備完了しました」 艦長「よし、出港せよ」 副長「出港!」 第1甲板 掌帆長「もやい綱放せ」 海曹士達が慌ただしくもやい綱を外し艦に引き込み同時に左舷ではタグボートが艦首と艦尾に付き曳索を繋いで岸壁からの引き離しを始めある程度離れたところで曳索が外された 航海長「微速後進」 いぶきはゆっくりと交代し桟橋を離れ港内へ出ると 航海長「面舵20、左舷バウスラスター始動」
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