708人が本棚に入れています
本棚に追加
302号室!
『ふー子!開けて!』
ドンドンドン!ピンポンピンポンピンポン!
『はぁ~い』
カチャ。
『んもぉ~。山ちゃんせっかちだょう~。』
私はぷくーっと頬を膨らませて出て来たふー子の腕を、すかさず捕まえて引っ張る。
『ふー子!早く!帰るよ!』
『え?何で?何で?』
『いいから早く!』
焦りの余り乱暴に引きずり出そうとする。もうすぐ6時、住人が帰ってくるかもしれない!!
『山ちゃん、痛いょぅ~!ふー子は鍋するから帰らないしぃー!』
最初のコメントを投稿しよう!