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その時マジマジと紫は釣り上げた人物を見た、腰以上伸びた真っ白な髪とまだ幼さの残る小さい四肢、見た目から年齢は15歳程度と推測されるが、妖怪という可能性もある為見た目の年齢はあてにならないのが現状である。
そのまま、紫は膝枕をしながら白い頬を摘まんで引っ張ったりして遊んで藍の準備を待っていた。
「準備できました紫様って、何やっているんですか!」
「いいじゃないの別にー、ほら、この子のほっぺ柔らかいわよ~」
うにょーんと言う効果音がついてしまうほど伸ばして遊ぶ紫に対してあきれた溜息をつく藍。
「見ず知らずの方に何をやっているんですか、ほら、布団に連れて行きますよ?」
「わかったわよ~」
どちらが主人か分からなくなる会話を交わしながら釣りあげられた人物を、藍がお姫様だっこをしながら布団に連れて行った。
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