近づく決戦の日

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須加 「総体も近い。お前らダブルス決めろ」 先生が突然来て言った。いつも突然来ては大事なことを言う。 火野 「ダブルスか…じゃあ東條、またやるか」 東條 「長年のカップル…だね」 火野 「まあな」 そしてダブルスの組み合わせがどんどん決まっていく。俺様火野と東條、桑野と武藤、中田と森、佐藤と西口、堀田と神山、そして天童と草壁、以下の通りだ。 須加 「んじゃこれでエントリーするからな。あぁあと団体戦のレギュラーは俺が決めたからな」 武藤 「だれがレギュラー?」 須加 「天童、草壁、火野、武藤、桑野、森の6人だ。大会では4人しか使わねーからこの6人のうち2人は補欠かな。まあ状況に応じて変えていったりするけどな」 俺は団体のレギュラーにはなれたが、俺は補欠な気がした。中学と違って、高校の団体戦は4人しか使わないから、強い人が2人いればたいてい勝てる。消極的な意見だがな。
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