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1番手の試合。草壁の相手はチャイナではなく、航空のキャプテンだ。2回戦突破のためには、チャイナ以外には勝たなければいけないから勝ってもらいたいもんだ。
草壁 (チャイナは2番か?)
草壁は落ち着いたプレーで相手のミスを誘う。しかし相手も1年には負けんという意地からカットを確実に打ち返していた。
須賀 「長くなりそうだな」
森 「いやだから顧問がそんなこと言っちゃダメでしょ」
1セット目は草壁が11-7で先取した。
須賀 「お前カットだけじゃなく、少しは攻めた方がいいぞ。結構効くから」
草壁 「自信無いです」
須賀 「攻めは苦手か?」
草壁 「…はい」
須賀 「じゃあここでチャレンジしてみろよ。自身の壁を越えろ」
草壁 「はい」
2セット目、草壁は指示通りに攻めるプレーも組み合わせた。ミスもあるが先ほどよりは点が取りやすくなっていた気がする。
草壁 (いける)
この勢いで2、3セット目を取り、終わって見れば3-0でストレート勝ち。まずは順調だ。
火野 「先生かっくいぃ」
須賀 「あったり前だ」
そんなことも恥ずかしくもなく先生が面白い。
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