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3回戦、鎧塚工業と当たった。ついに8強と呼ばれるところとの試合だ。ドキドキするぜ。
須賀 「そんじゃオーダーを発表する。1番天童、2番草壁、3番天童と火野、4番火野、5番桑野。まぁここからは2台進行だから12番と45番は似たようなもんだがな」
残った校は4分の1まで減った。だから2台進行なんだな。
森 「景気付けに一発頼むぜ」
草壁 「おうよ」
天童 (集中)
試合開始。さすがに8強と呼ばれるだけあって強い。向こうの3年生は天童とは互角。草壁に押せ押せの展開となった。
草壁 (強い)
草壁は苦戦。だが粘りのカットで相手に食らい付く。天童は競りながらも1セット目を11-8で先取。
須賀 「相手強いな」
天童 「チャイナほどじゃないんで余裕」
須賀 「ほぅ」
何言ってんだこいつは!?と思った。競ってんじゃねぇか。しかし2セット目から天童は大爆発。相手に与える点数は天童のミスのみ。相手からは1点も取られない。2セット目も11-3で天童が取った。
須賀 (素晴らしい才能だな)
その時やっと草壁の1セット目が終わった。6-11で取られてしまった。
草壁 「すごいいろんなところに振ってくる」
草壁は1セット目から体力をかなり削られてしまった。
須賀 「苦しい時は攻めてみるんだ」
草壁 「はぁ…やってみます」
2セット目、草壁は攻めを取り入れる。1時的に5-3とリードできたが、すぐに追い付かれ、逆転されてしまった。7-11で取られた。この時既に天童は勝ち、休んでいた。
須賀 「ダブルスの準備しておけ」
火野 「うぃっす。既にやってます」
草壁の試合が終われば3番手のダブルスとなる。ウォーミングアップのストレッチはやりすぎて損はない。
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